たかの日記

ブログ&トレードを旗印に生きてゆく。ギークハウス真庭在住。■投資情報キュレーションブログ→トレーダーズカフェ(@Akinariya)

博多は天神で出会ったアジア系の少女たちのナチュラルな優しさに触れてはっとした話。

正月明けの2019年初めての週末、実家の大分から福岡市(博多)へ1泊2日の旅に出た。

 

JR九州には『2枚きっぷ』という特急の自由席をお得に乗れる回数券があるのだが、今回は青春18切符が残っていたのでそれを使うことにした。

 

特急だと1時間40分ほどで宇佐→博多間を移動できる。

ちなみに大分→博多間は約2時間10分。ネット限定の『九州ネット早得3』で予約すればなんと特急の指定席が片道2500円で取れる。想像以上に大分→博多間は近い。

 

この日(1/5)は帰省客はまばらで電車内は比較的空いている。

博多へは在来線(鈍行)だと西小倉経由で約3時間。ゆっくりとした旅だ。

 

博多へ行く前は鹿児島行きを予定したのだけど、JRの在来線で大分、宮崎経由で鹿児島へ行くには乗り換えが複雑すぎ、待ち時間が長すぎるので断念。

 

同様の理由で熊本行きも断念して博多行きを決定したのだが、1/3午後6時、熊本で最大震度6弱地震が起こった。

もし熊本でホテルを予約していたらキャンセルを余儀なくされていたはず。

 

そもそも、2日地震が起こるのがずれていたら被災していたかもしれない。

そう思うと身震いがした。

 

2日後の博多行きは正直ちょっと怖かったが、覚悟を決めて出発。

 

博多への3時間の旅はあっという間だ。なんせ岡山の真庭から大分の豊後高田まで14時間、実に乗り換え8回という青春18切符を使った電車旅をした後だったので楽勝だ。

 

博多駅から天神までは地下鉄で行こうかと思ったが、正月太りが気になったので歩くことに。バックパックひとつなので軽快だ。

 

f:id:akkie255:20190209030826j:plain

 

目的地は天神の地下にあるカレー屋、のはずだったがあいにくこの日はお休み。

ふと隣を見たら『一蘭』のでかい看板があったので行列に並ぶことに。

行列は20人くらいは並んでいただろうか。博多の中心街、天神ということでたくさんの人で賑わっている。

 

あまり行列は好きな方ではないが、なんだか無性にラーメンがそれも豚骨ラーメンが食べたくなったので最後尾に並んだ。

浅黒い肌のアジア系の女の子二人が前列にいる。行列に並んでいると中国語や東南アジア系の言語が飛び交っていて無国籍な感じ。

 

博多は特に中国系の観光客が多いと聞いていたが本当だなぁ、などと思っていると前に並んでいたアジア系の女の子たちが両手を広げてどうぞ!と列を譲ってくれた。

 

そんなに急いでいた訳じゃないけど、あまりにナチュラルに譲ってくれたので断るのもどうかと思い感謝の意を表して前列に。しばらく並んでいるとどうやら他のお客さんたちにも列を譲ってあげてニコニコしている。

 

年は14、5歳くらいだろうか。お年寄りや妊婦さんだったら分かるけど、行列に並んでいるほぼ全員に譲る精神って

大袈裟じゃなく、そんな優しさを持てる人は豊かな心を持っているに違いない。

 

日本人はせっかちでスマートフォンばっかり気にして(ぼくもだけど)後ろの人のことなど気にしない。それが当たり前のことになっている事に気付いた。

 

自分たちのことだけに夢中になって他人に無関心なのだ。

 

行列には30分くらい並んだだろうか。やっと席が空いたのであらかじめ買っておいた食券を出して待つこと5分。

 

天神西通り店のみで食べられるという『釜だれとんこつラーメン』をいただく。

一蘭は知っている人も多いと思うが、「味集中カウンター」という仕切り板で囲った席が有名だ。

 

隣の席では高校生らしきグループ4人がしきりに一蘭のラーメンの味に舌鼓を打っている。

連日、大勢の客が押し寄せ、全国にチェーン展開している大手ラーメン店。確かに味もいい。接客も丁寧だ。

しかし、これが品質が良く、効率的な日本の象徴だと多くのアジア人観光客が思うとすると少し味気ない。

 

チェーン店はどこも味が同じだ。

 

それが良いという人もいるけど、6~7割りの人が良いというラーメンはやはり平凡だ。

 

画一的で角が丸いラーメン。

 

そんなラーメンばかりじゃない、ということを外国人には知って欲しいし、角がとんがったおよそ日本人の平均値からかけ離れた人がいることをもっと知って欲しい。

 

日本人はアジア系の女の子たちが持っているようなナチュラルな優しさ、つまり『純真さ』を忘れてしまったけど、まだまだ知るに足るような奥深さがあるはずだ。

 

博多は天神の西通りで豚骨ラーメンをすすりながらそう思った。