遊びをせんとや生まれけむ

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部屋きたねぇ!!

現代の「見せる」文化とはほど遠い、「まんま」という文化。

戦後の日本を担った作家、かどうかは知らないが坂口安吾は「堕落論」や「白痴」などで有名だ。

ぼくは青空文庫で一読してみたが、なかなか難解だ。こんな文章が当時の世の中で受け入れられたなんて、当時の人達は、よほど読むことに長けていたのだろう。

現代はとかく時間に追われている、という。『とにかく時間が足りない・・・』と歌ったのは奥田民生だったか。

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坂口安吾には色んな逸話がある。

そのあたりは「坂口安吾中上健次」をお暇な方は読んでいただいて。

読まん!という人はまぁスルーしていただいて。

ギークハウス真庭へと引っ越して来て、本棚の本はほぼ置いてきてしまったので内容を書けないのが残念。

柄谷行人さんの名著だが、中古で250円くらいで買えたりする。

本は良い。

250円、下手したら100円でブックオフで売っていたりする。

これほどの知識の宝庫があっただろうか?とインターネット全盛の時代に吠えてみる。

ところで、タイトルの「遊びをせんとや生れけむ」は梁塵秘抄の中にある歌。

大河ドラマの「太平記」にも出てきたらしいから、知っている人は知っているだろうけど、

遊びをせんとや生まれけむ

↑に詳しい解説が書いてあるので興味のある方はどうぞ。

ざっくばらんに言うと、遊んでいる子供の声を聴いていると、まるで遊びをするために生まれてきたような気がする。

という感じだと思うのだが、「遊び」という要素が生きていくうえでとても大事だということを教えてくれる。

かくいうぼくは大変、ギーク(変てこ)なのでこういった当たり前の事をつい忘れてしまう。

それで本を読んだりして、「そうか!」とやっている訳だが、そもそも分かっている人は読まなくても良いのだろう。

しかし、こういった事こそ、日々の出来事に忙殺されている現代で忘れてはいけないことなのではないだろうか?

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