景色がきれいな田舎でレッツ・ワーケーション!!(北房・蒜山と奥大山編。)

ワーケーションする女子

ワーケーションの起源

『ワーケーション』という言葉をご存知でしょうか?

言葉の起源はアメリカ。

ノートPCやインターネットとモバイルブロードバンドが普及しはじめた2000年代、ワークエンゲージメント(注)が高いアメリカで始まったとされています。

注) ワークエンゲージメントとは、仕事に対してのポジティブで充実した心理状態のこと。働くことへのモチベーションには、認知的、感情的、身体的関与の3要素が存在しています。

日本でもリゾート地に置かれていた研修・保養施設を情報通信技術の発展に伴いIT産業のような出社勤務が必ずしも必要でない業態がサテライト・オフィスとして利用するようになったことで広まりました。

特にIT産業のような知識集約型産業の場合、モチベーションが高い状態を維持することが必要になります。

アイデア一つでプロダクトが一変してしまうIT産業では、アベレージの生産性の高さを追求するよりも、集中的に労働を行う方が生産性が高いのです。

そこで、普段は都会で生活している人たちがリゾート地に赴くことによってリフレッシュ効果を得て、認知的、感情的、身体的にポジティブになって仕事に打ち込む。

従来はクリエイターというとほんの一部の人たちを指す言葉でしたが、現代は誰もがクリエイトする時代です。

youtuberやブロガーといった職業もずいぶんと一般的になって来ましたし、ワーケーションでワークエンゲージメントを上げることが今後はより一般的になっていくのではないでしょうか?

ワークライフバランスとは?

『ワークライブバランス』という言葉を近頃よく耳にしませんか?

ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、ひとりひとりの人が自分の時間を、仕事とそれ以外で、どのような割合で分けているか、どのようなバランスにしているか、ということ。

英語辞書コリンズに掲載されている定義では、ひとりひとりの人が、日々をどのように構成しているか、たとえば仕事に何時間つかい、友人との交流や趣味の活動に何時間つかっているか、ということ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ワーク・ライフ・バランス

「仕事・労働」は賃金を得るための生活の糧であり、また充実した人生を送るための糧でもあります。

その仕事のために私生活の多くを犠牲にしてしまう、ワーカホリック(仕事中毒)が近年問題になっています。

仕事にあまりに打ち込み過ぎたために、うつ病などの精神疾患を患ったり、長時間の労働のすえに過労死してしまったり。

仕事を全くしない、というのも生活のバランスを保てなくなる事が多いですが、仕事をし過ぎるのも問題です。

こういった仕事と生活のアンバランスな状態を解消するために『ワークライフバランス(仕事と生活の調和)』が今社会に求められています。

ぼく個人の意見でいうと、生活のバランスの取り方は個人差があるのでワークの量は一概に多すぎるとか、少なすぎる、とか言えないと思いますが、とにかく「勤勉であること」が奨励されがちな今の世の中は社会的に生きづらさを抱える人たちを多く生み出しています。

それぞれがそれぞれのための「マイ・ワークライフバランス」を考えることが必要な世の中になって来つつあるのではないでしょうか?

岡山県真庭市北房でレッツ・ワーケーション!!

岡山県北に真庭市という町があります。

真庭市に関してはこちらの記事が参考になります。

真庭市の南東に位置する北房は、ホタルの里やコスモスの里として知られていて、自然は元より鍾乳洞や遺跡・古墳などもあり、自然と歴史情緒あふれる町です。

現在はコロナ禍で一服していますが、コロナ以前には海外からの旅行客を呼び込んだインターナショナルシェアハウスや、旅人たちの食堂、「旅人食堂」など面白い取り組みを行っており、岡山県内だけでなく、世界に真庭という町を知ってもらおうという、地域の取り組みを行ってます。

昨今はインバウンドは田舎を目指す、という傾向がある中、それをうまく取り入れようという柔軟性こそ田舎に必要なもの。

北房は岡山名産のブドウや桃・梨などフルーツをふんだんに用いた果樹園併設のカフェ、「きよとうカフェ」など若い人たちに人気のスポットがあり、今注目を集めています。

注)きよとうカフェは2021年現在、2021年7月15日のリニューアルオープンに向けて改装中です。

そんな北房のワーケーション・スポットは探せば沢山ありそうですが、ぼくは「きよとうカフェ」で念願のパフェを食べたかったという事もあり、パフェを食べがてら北房にある景色がきれいな公園を巡ってみました。

北房もみじ公園

北房もみじ公園①

北房ダムを眼下に見渡せる、北房もみじ公園には丘の上の方にキャンプ場がありますが、キャンプ場の下の公園には日除けがあるテラスと、PC作業できるスペースがあります。

北房もみじ公園②

テラスの傍には、ビニールシートを張ってピクニックする老夫婦が。

この日はとても天気が良い日だったので、雲一つない澄んだ青空がキレイで眼下の眺望も良く、とても優雅な時間を楽しんでおられました。

北房もみじ公園③

こちらのジャングルジム(?)はちょっとコケが生えたりしてますが(笑)、子供を上で遊ばせながら、下でPCでブラウジングしたりとかいう楽しみ方も出来そうです。

【北房もみじ公園のスマホ・テザリング時のダウンロードスピード】

(AU回線・マイネオ・アンドロイドスマホでテザリング)

PCでブログの執筆したり、ブラウジングするには十分なスピードでした。

北房ほたる公園

北房ほたる公園①

例年6月上旬から下旬にかけてゲンジボタルが飛び交う様子を見ることができます。備中川沿いに何キロメートルにも渡って続くゲンジボタルの乱舞は日本一とも言われ、見応えがあります。

https://www.okayama-kanko.jp/spot/11432

綺麗に整備された公園は散歩するには丁度よく、初夏の今頃(6月下旬)はきっと夜中、ゲンジボタルが飛び交う姿を見に来た人たちでいっぱいでしょう。

三方を池で囲まれたテラスは風が吹き抜けて、日除けもあるし、気持ちがいい場所でした。

椅子はあるので、後はアウトドア用のデスクがあればノマドワーク出来そうです。

かなりゲリラ感はありますが(笑) 1時間くらいPC作業して気が向けば色んな場所を巡るにはイイ感じです。

【北房ほたる公園のスマホ・テザリングのダウンロードスピード】

北房ダムの近くにある、北房もみじ公園より北房ほたる公園は町中に近いからか、テザリングのダウンロードスピードは若干速かったです。

トイレも近くにあるし、北房図書館と併用すると良い感じですね。

コラム①:真庭のヒノキを使った軽キャンピングカーが登場!!

軽キャンピングカー①

軽トラックに木製のキャビンを乗っけて軽キャンピングカーにしちゃう、というアイデア商品。

岡山県真庭市は木材の町ですから、それを軽キャン人気に結び付けて販売しちゃおう、という試み。

木で作られたキャビン内の様子はこちらから。

木製キャンピングカー完成!地元産の木材を活用 販売価格は60万円~【岡山・真庭市】

田舎のポルシェ、軽トラが軽キャンピングカーに早変わりする、というこの商品。

個数限定だったようなので販売はもう終了してしまったみたいですが、一体誰が買ったのか!?気になるところです。

岡山県真庭市蒜山でレッツ・ワーケーション!!

蒜山の公園

↑の写真は「蒜山高原 愛の鐘」※ちょっと小さいので見づらいですが、教会で鳴らすような鐘があります。

この鐘を「鳴らせば幸せになる」という言い伝えがあり、遠くからカップルやファミリーが訪れる秘密のスポットです。

場所は広大な大山・隠岐国立公園の一画。

辺り一面、青々とした芝生が生い茂っていて、初夏の風が吹き抜ける気持ちいい場所でした。

木陰にあったらもっと良かったのですが、曇り空のときなど、椅子に座ってPC作業出来そうです。

もちろん、恋人たちが景色を愛でながら語り合うにも最適。

友達とわいわい喋りながらも良し。ファミリーで訪れるも良し。

蒜山は高原地帯なので、夏でも涼しいところが良いですね。

こちらの公園の他にも、蒜山には「蒜山高原スポーツ公園」や「下長田河川公園」などもあり、自然豊かな場所でワーケーション出来ます。

蒜山はキャンプ場もたくさんあるリゾート地なので、ワーケーション・スポットとして絶好のロケーションです。

【おすすめスポット】

岡山三大河川のひとつ、旭川の源流にあたる「塩釜の冷泉」は年中10度前後という夏でも冷たい湧水が沸いており、天然水の湧水スポットとして有名です。

「塩釜冷泉」の詳細についてはこちらから。

塩釜の冷泉

【蒜山の大山・隠岐国立公園のスマホ・テザリングのダウンロードスピード】

・AU回線、マイネオ、アンドロイドスマホ

スマホのテザリングの速度はそこそこ。

ブログの執筆やブラウジングするには十分な速度です。

コラム②:湯郷 鷺温泉館(ゆのごう さぎおんせん)

西日本有数の温泉地として知られる、美作三湯。

その湯郷温泉・湯原温泉・奥津温泉の3つは岡山県北にある温泉地で、高速道路のアクセスが良いことから岡山県内はもとより、広島や四国・近畿方面からも観光客が多く訪れます。

美作三湯のひとつ、「湯郷鷺温泉」は、その昔円仁法師がこの地にて鷺が足の傷を 癒すのを見て発見したと言われる別名・「鷺の湯」としても全国に知られる名湯です。

今回は岡山県北の湯めぐりの一環として寄ってみたのでご紹介します。

「鷺の湯」に寄ったのは2021年の5月8日でしたが、お客さんの数は例年より少ないものの、賑わっていました。

ぼくは国内を旅するときは必ずと言ってよいほど日帰り温泉に寄りますが、温泉やサウナで旅の疲れが癒えるという効果もあって、旅をよりアクティブに(エンゲージメントが高い状態で)楽しむことが出来るのでお勧めです。

〇温泉内の様子はこちから。家族湯もあります。

湯郷温泉 湯郷鷺温泉館

個人的にはドライサウナの温度がちょうど良く、熱いサウナ後の楽しみの一つである水風呂と水シャワーもあり設備の充実が嬉しいところ。

悪いところは、注意書きが多すぎるところかな。

マナーにうるさいのは良いことですが、注意書きにもユーモアが欲しいものです。

鷺温泉は吹き抜け天井がユニークで、解放感があります。

食事処はないようですが、ビールやジュースなどを飲むリラクゼーション・スペースがあり寛げます。

また、1日休憩プランチケットを買うと、大広間を利用でき、ここでは食べ物の持ち込みOKのようです。

ぜひ、岡山県北に寄った際には寄ってみてください。

鳥取県江府町の”奥大山”でレッツ・ワーケーション!!

奥大山①

↑の写真は「鏡ヶ成スキー場」前の広場で。

見渡す限りの大草原で、山奥だと感じさせない広々とした土地。

解放感いっぱいのワーケーション・スポットです。

ここは公園ではないので、屋根があるところが見当たらず。

ワーケーションするにはテントか日除けのタープが必要のようでした。

または、レジャーシートを下に敷いて木陰に座ってくつろぐのも良いかな、と。

ここには広々とした駐車場スペースがあり、キャンプシーズンには多く人が訪れるでしょうが、この日は人影がまばらな穴場スポットでした。

※目の前にある食堂は閉鎖してました。

冬はスキー、夏はキャンプで賑わう奥大山ですが、蒜山高原から大山へと続く蒜山大山スカイラインはドライブにもってこい。

蒜山から鏡ヶ成までの途中にある、「鬼女台展望休憩所」は大山山腹から蒜山の町が一望できる絶景スポットです。

売店には地元産の野菜やソフトクリームなどが売っているので、ドライブの休憩がてら寄るには良いところです。

奥大山は山奥なので、スマホのテザリングスピードはどうなのかな?と思いましたが、キャンプ場やスキー場があるので通信設備が整備されているんでしょうね。

十分、快適なスピードでした。

番外編:山口県周南市編。

徳山駅前図書館のフリー席

山口県周南市にある、「徳山駅前図書館」はフリーwifiがあり、ふらっと立ち寄ってノマドワークするには良いところです。

1Fにはスターバックスがあります。

スタバのコーヒー飲みながらマックブックでドヤる、というノマドワーカーの定番も楽しめます(笑)

こちらの図書館は電源完備なのが嬉しいところ。

TSUTAYAも入っている複合型の図書館ですが、フリー席のソーシャルディスタンスもぱっちりだし、無料で時間制限なしで使えるので本当に有難いです。

3Fには会議やイベンドなどに使用できる交流室もあります。

◎徳山駅前図書館の詳細はこちらから。

周南市立徳山駅前図書館

【徳山駅前図書館のフリーwifiのダウンロードスピード】

徳山駅前図書館のフリーwifiの速度はけっこう出てます。

図書館なので本や雑誌を読んでいる人が多いですが、お洒落でモチベーションが上がるのでノマドワークするにも良い環境です。

徳山駅の新幹線口(南口)そばにはレンタルバイクショップがあり、バイク乗り憧れのホンダのレーシングバイクがディスプレイされていました。

イギリスの老舗バイクメーカー、ロイヤルエンフィールドのバイクもレンタル出来るみたいなので、バイク好きな方は要チェックです。

徳山駅新幹線口から東に100メートルほど歩くと、大分の竹田津港行きのスオーナダフェリー乗り場があります。

竹田津港のある国東半島はバイクでツーリングする人たちでいっぱいで、初夏の今ごろは多くのバイカーで賑わいます。

海岸沿いには遠浅でどこまでも続く周防灘が広がっていて、海風を感じながらのバイク・ツーリングは最高です。

フェリー乗り場には徳山港の沖合10キロに位置する、離島の「大津島」行きのフェリーと客船も就航しており、釣り人たちに親しまれています。

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